7~9月TACO出番 年後半にゲームチェンジが始まる (2025.07.11)
3日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。専ら時間稼ぎだ。9日ダウ217ドル高(一時316ドル高)、ナスダック20,611(+192)、S&P500種6263(+37)。時間外110円高の3万9910円に釘づけ。引っ込みがつかないのだ。プライムの出来高20億0100万株、売買代金4兆7700億円。値下がり1040(値上がり522)。引け後、先物も立つ瀬がない。9日、トランプ氏が8ヵ国に新たな相互関税を書簡にしたため、ブラジルに税率50%、銅にも同率を表明し波紋が広がった。これまで送られた書簡によると、恣意的で根拠のない税率が平然と並び、ふざけた内容に唖然とする。公文書に不適格な大文字も目立ち、米国ファーストを大義名分に親分気取り。8月以降協議が続きG7のメンバーに違和感が広がると9月にもインフレ再燃。政策金利の引き上げを迫られる。11月NY市長選に民主党の巻き返しが伝えられ、混乱に輪をかける見込みだ。戦後80年、プラザ合意40年を通じてグローバリズムを満喫した米国が最大の受益者。このため、世界中から移民・難民が押し寄せ市場拡大。コロナで膨らみ切ったバブルが崩壊し、ウクライナ紛争や中東戦争をもたらした。米中やEU,ロシアなど物理的に限界まで追い込まれ消耗戦大詰め。カウントダウンが始まった。4月米国の相互関税発表から90日後合意を見たのが英国と、中国にベトナム僅か3ヵ国。中国は8月12日まで緩和制限をつけただけ。8月もまとまらず9月持ち越し。米国をはじめ国内外でしっぺ返しが予想される。4日成立した大型減税法案も米国債の信用を失いかねず、6月述べたゲームチェンジの域に入った。マッキンリ―、フーバーに続く3度目の関税投入で罠にはまっている。これに対し■■■■(****)、■■■■■■(****)はじたばたしない。9日、石破首相(68)が千葉県船橋市で「なめられてたまるか」と述べた。どの国も人材がどん底の極み。何をかいわんや。
日経平均先物によると、10日大証ミニ3万9690円(+0.13%)に対しラージ9680円、シカゴ同。現物より33円高い。ダウ先物4万4697ドル(-0.05%)。同243ドル高い。VIX恐怖指数15.86(-0.50%)、WTI原油先物67.69(-1.01%)。金先物3330(+0.28%)、ビットコイン円16,261,866(+0.19%)。
10日の日経平均174円安。大引け3万9646円。TOPIX2812(-15)。10年債1.490%(-0.010)。米10年債4.344%(+0.006)。上海総合3509(+0.48%)、香港ハンセン24,028(+0.57%)、インドNifty25,355(-0.47%)、ロシアRTS 1093(+0.61%)。グロース751.35(+1.43%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。知日派のジョセフ・ナイ(1973~2025)がトランプ氏に対し「長期的に敗北する戦略」と述べた通り。7~9月TACO出番。年後半にゲームチェンジが始まる。(了凡)