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企業レポート

チャンス到来 シンポ 6月17日 (2025.06.16)

世界販売に打って出る 
名古屋のアミ洗浄新拠点受注好調
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 シンポ(5903)は連結堅調。逐一ポジション上昇。チャンス到来だ。事業拡大によるもので、2025年5月稼働した旧名古屋工場跡地のアミ洗浄工場(能力150%増)が試金石。同8月竣工予定の消火装置製造工場出番待ち。さらに、隣接地を取得し24年8月発表した5ヵ年計画が次々動き出した。焼肉の国内市場頭打ちに伴うもので人手不足や安全性、カーボンニュートラルなど次世代に対応。設立(1971年)来、繁盛店づくり、防災、24時間メンテナンスなどワンストップサービス拡大に取り組んでいる。直近、名古屋の新拠点受注好調といわれ膝を乗り出した。同事業の場合、福岡で蓄積したノウハウを元に全自動洗浄効率アップ。焼肉店の人手不足や環境負荷、美味しさのアップなど持続可能な提案も魅力。30年に化石由来のエネルギーがピークを迎え、電気・水素式無煙ロースターの世界販売に打って出る野心的なもの。コロナ禍、ウクライナ・中東戦戦争、中国バブル崩壊、トランプ氏の相互関税など一蹴。日鉄がUSスチールを買収したように日本の製造業復活も視野にある。直近2期最高益を計上し、国内取引先約2万店・海外1700店といわれシェア上昇。持続可能な製品開発に意欲。前期の連結売上高構成によると、製品29.1%のほか部材品17.0%、据付工事27.1%、その他内装工事20.1%、商品4.1%、アミ洗浄2.6%と一徹。万博のため、7月に予定していた「焼肉ビジネスフェア」が11月に延びたものの、新製品の実演に定評がある。日本フードサービス協会によると、25年4月の外食産業106.0%。春休みや花見、大型連休にインバウンドが加わる一方、4月から値上げされた原材料や相互関税の影響が今後表面化する見込み。AIによると、外食業界2030年の史上規模8.2兆円(現在8.1兆円)といわれ、残存者利益が大半。国内シェア8割といわれる無煙ロースター大手が海外に打って出るのもうかがえる。
 2025年6月期(連結)は、売上高75億円(4.0%増)、営業利益12億円(18.2%増)、経常利益12億1200万円(18.5%増)、純利益8億1600万円(23.4%増)と従来通り。配当期末40円を据え置く予定。5ヵ年計画による累計設備投資26億円。研究開発費6億6000万円、デジタル投資2億円、人的投資も2億円盛り込んだ。海外認証30(同計画前14)、国内18(同16)。今期をはじめ計画実現に意欲がうかがえる。前回、5年後国内80%に対し海外20%。アルミ洗浄も2.6%に対し11.3%と述べた。算命学によると、2025年グループ全体物心とも記憶に残る1年。26年反動を吸収し27年収束すると28年再びチャンス。30年まで絶好調で天を味方につけた。安藤社長(64)は25年本領発揮。リーダーとして能力を十分発揮すると太鼓判。10、20年後をリードしている。

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