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アンコール伊勢町

5月に次の幕上がる トランプ氏のワシントンDC潰し (2025.05.12)

 前週末続伸。日経平均小陽線の引け。TOPIX11連騰だ。9日ダウ119ドル安(8日254ドル高)、時間外60円安の先物3万7460円が現状。トランプ氏が英国と貿易協定で合意し対中関税引き下げに言及したばかり。次の流れが来ている。プライムの出来高26億4900万株、売買代金5兆7300億円。値下がり311(値上がり1282)。引け後、先物も上げ一服だ。日本が英国や中国に続くと限らず、13日トランプ氏がサウジ、UAE、カタールを訪問。米CPI(4月)発表。国内で日銀の政策決定会合(4月30日~5月1日)開示。15日米PPI(生産者物価指数)、小売売上高発表の予定。ブルームバーグによると、就任100日でトランプ氏の岩盤支持層に亀裂。混乱や転換、公約不履行が続いているためだ。共和党寄りのウォール・ストリート・ジャーナル紙が「史上最も愚かな貿易戦争」(社説)とこき下ろし、支持層も直近33%(2月44%)に低下。トランプ氏自身、仕掛けた貿易戦争から撤退に追い込まれた。9日入手した情報によると、英国の米国向け輸出16%。他国が高関税になるとシェア縮小。ウクライナに肩入れし負担が重いのも動機のうちだ。中国が最大の課題。この儘では米中行き詰まる。関税はコストを押し上げ効率を損ない誰もが損をする。10日米中高官の会談がスイスで始まりインドとパキスタン停戦、パレスチナ国家承認も伝えられる。4月2日(解放の日)から90日発動休止期間。25日から7月にかけて新たな真相が暴露される見込みだ。10日発売された文春6月号が一例。結論からいうと、米国の事情で引き下げざるを得ない。第1次政権で引き上げたのが2年目。中間選でボロ負けし繰り上がった。貿易赤字に取り組むのはビジネスマンとして「誤解」によるもの。基軸通貨ドルを供給するため赤字になる宿命を抱えている。高関税にすると、米国民から安くてよい輸入品を取り上げ、国内でつくる割高な製品を買わされる。西海岸(シリコンバレー)と東海岸(金融)に人材が集中し潤ったものの、真ん中のラストベルト(さびついた製造業)が取り残された。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ3万7445円(-0.20%)に対しラージ7460円、シカゴ7470円。現物より33円安い。ダウ先物4万1323ドル(-0.35%)。同73ドル高い。VIX恐怖指数21.90(-2.58%)、WTI原油先物61.02(+1.85%)。金先物3344(+1.15%)、ビットコイン円15,072,082(+0.62%)。
 9日の日経平均574円高。大引け3万7503円。TOPIX2733(+34)。10年債1.360%(+0.040)。米10年債4.384%(+0.003)。上海総合3342(-0.30%)、香港ハンセン22,867(+0.40%)、インドNifty24,008(-1.10%)、ロシアRTS1110(+0.63%)。グロース684.26(+1.15%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。5月に次の幕が上がる。トランプ氏のワシントンDC潰し。さらに動転する見通しだ。(了凡)