証券ビュー

プレステ-ジの眼

-2σ示現 ビットコインに波及も  (2022.04.28)

 27日の日本株市場は10時半開場の深圳・上海の堅調により買い戻しが触発された。日経平均より早くサゲ転換したTOPIXの日足は急騰過程で4窓を空け今回の急落で3窓を空けた空中戦に突入している。ボリンジャーバンドが-2σを下ヒゲで示現した為、VIXとMACDの反転待ちより早く±0σを目指した自律反発が先行しそうだ。が、余波でビットコインがグロースマーケットの乱高下をなぞりそうでもある。
 4月22日付けの信用取引は売り買いともに増だが信用評価損は明らかに急増。10月17日高値応当期日明けで急反騰したものの11月17日高値の応当期日5月17日を控えて取り組み悪化銘柄で利ザヤ稼ぎの広域空売りの薄張りと日経連動銘柄での自律反発狙いも目先張りできる混戦の好機。現水準だと1月4日高値の応当期日7月4日までの間に約3兆円もの買い残整理が進む中で参院選リップサービスに振り回される日程に入る。
 厄介なのは財務省がマスコミと資金運用各所に「匂わせ」で上げ底総理の長期政権の演出に株価介入を打診し始めている為に反動で秋の釣る瓶落としも警戒しなければならなくなってきた事。短命政権化を恐れて日本弱体化やATM強化してきた連中が天の声と言わんばかりの恫喝で悪手の置き土産連発するようにゴリ押ししてきただけに、公務員へ手を伸ばしただけでなく農業にも食指を伸ばすパソナ1強になりかねない。