証券ビュー

アンコール伊勢町

裏の裏が出て表になる 10日幕間つないだ日米首脳会談 (2024.04.12)

 続落。日経平均中陽線の引け。後場下げ渋った。10日FOMC議事要旨と米CPIをもろに受け、34年ぶり1ドル152円から153円台をうかがう場面。11日同PPIを前に買い戻し。為替介入も懸念されポジション調整に明け暮れた。事実、米10年債が4.5%台半ば。5ヵ月ぶり高水準となり金利上昇のほか原油高に伴う株の割高感が泣きどころ。10日、米国でバンカメ3%安をはじめアップル、マイクロソフトも売られ、唯一エヌビデアが2%高で引けた。855ドル(10日870.39)を下回れば調整入りという。プライムの出来高16億0700万株、売買代金4兆1200億円。値上がり697(値下がり893)。まちまちだ。FRBの早期利下げ後退から引け後先物が安い。幕間をつないだのが日米首脳会談。米国時間10日、ホワイトハウスの公式晩餐会で大手ハイテクや金融、メディアの米財界人が呼ばれ、日本から■■■■■■■■(****)会長兼社長と■■■■(****)会長。シリコンバレーからマイクロソフト、マイクロン・テクノロジーのCEOも駆けつけた。このほか、ドジャーズのオーナー、クリントン元大統領夫妻、財務長官、FRB議長など同席し「日米同盟」を持ち上げた。ブルームバーグによると、■■■■(****)のUSスチール買収計画に米司法省が反トラスト法を巡り調査開始を表明。世界2位の鉄鋼メーカー・アルセロール・ミタルと合弁のアルバマ洲カルバート製鉄所に対する■■■■(****)の所有権が焦点。急ぐ必要ない。全米でUSスチールを再建できるメーカーがない。このため、12日の臨時株主総会にかけて戻り高値を更新する公算もある。ホロスコープによると、USスチール(1901年設立)が北米で100年以上リードした既得権を■■■■(****)に託すわけで逆回転の一環。USスチールに限れば3~4月恐慌の走りと受け取れる。5~11月本格化。数年後、買収により米国内2000万トンの生産能力。連結事業利益1兆円が視野に入るという。皆既日食を境に北米で異常気象が頭をもたげ、13、17年周期の「素数ゼミ」が大量に発生しても恐慌を回避できる。■■■■(****)があらゆる製造業の復活を促すためで、AIを投入したハイテンや電磁鋼板など取引先にとって垂涎の的。高収益に生まれ変わる公算が大きい。ピッツバーグが立ち直ればデトロイトも息を吹き返す。AIでEVをつくり失敗した経験が新たなチャンスになるわけだ。2019~20年コロナ、22~23年ウクライナ・イスラエル戦争を通じてネオコンの作戦失敗。4月10日から逆風になった。5~11月金融にしわ寄せがくる見込み。前日述べたように、延べ1500兆円米国に高跳びした日本の資金が里帰りする見通しだ。
 日経平均先物によると、11日大証ミニ3万9380円(-0.08%)に対しラージ同、シカゴ9300円。現物より143円安い。ダウ先物3万9060ドル(-0.23%)。同598ドル高い。VIX恐怖指数15.88(-0.51%)、WTI原油先物85.75(-0.52%)。金先物2357(-0.40%)、ビットコイン円10,848,446(-0.54%)。
 11日の日経平均139円安。大引け3万9442円。TOPIX2746(+4)。10年債0.860%(+0.065)。米10年債4.569%(+0.023)。上海総合3034(+0.23%)、香港ハンセン17,095(-0.26%)、インドNifty22,753(+0.49%)、ロシアRTS1157(-0.12%)。グロース692.10(-1.46%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。裏の裏が出て表になる道理だ。(了凡)