証券ビュー

1Qから飛び出す アイケイ 10月26日 (2016.10.25)

ピーク更新の公算大
新体制による事業再構築が決め手
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アイケイ(2722・JQ)は上振れ。新体制軌道入り。1Qから飛び出した。前期の反転を受け10月12日の修正発表によるもの。2Q堅調で3Q需要期。据え置いた通期予想も強含みになった。1Q計画(1ドル110円)より円高に振れ、主力のメーカーベンダー(90.9%)とSKINFOOD事業(7.3%)ともに採算好転。販管費の改善も後押し。

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孫子兵法「支形」徳の乗るまで待つも仁 (2016.10.25)

昭和の風林史(昭和四九年十月十五日掲載分)
飛ばず鳴かず 三年雌伏の格好
売りもならず、買いもならず
孫子兵法でいうところの「支形」である。
玉の出ぐあいで値がつく。
「薪に割る何の生木ぞ秋深く 羽公」
三年飛ばず鳴かずという言葉が史記にある。
他日雄飛する機会を待って雌伏しているが、
ひとたび行動を起こすや大活躍することを言う。
雌伏という言葉は後漢書から出ている。

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今年3度目の先高感 プーチン来日がクライマックス (2016.10.25)

週明け反発。小高く始まり一進一退。後場じり高で引けた。地合い好転を物語るもので、原油や円ドルなど連動。10月暴落説が裏目に出た。外資が現物と先物計第1週7679億円、第2週も1824億円買い越しという。

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薄日もれる1Q 旭化学 10月25日 (2016.10.24)

リバウンドのきざし
タイ子会社仕込みにかかり切り
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旭化学工業(7928・JQ)は底入れ。1Q連結新規受注に手掛かり。円高も後退し薄日がもれた。前期2度下方修正に追い込まれた反動によるもので、10月13日タイ国王死去に伴いバーツ下落一服。あく抜けの公算が大きい。

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「日かげりて重たくなりぬ鯊の竿」 垣秋津」 (2016.10.24)

昭和の風林史(昭和四九年十月十四日掲載分)
下値深くない 息の長い投機を
しばらく暴騰する気配はないが、
下値も深くない小豆だ。
当面ビジネス的買いさがりがよい。
「日かげりて重たくなりぬ鯊の竿 垣秋津」
先物小豆の長期投資の方法として
三月限の一万六千円割れを
投下資金の四分の一で買い、
五千五百円があれば同じ枚数を買う。
残り資金の半分は追証として準備しておき、
五千円を割るような相場なら
残り資金の半分で三段目の買い玉を建てる。
このようにして、買い建て平均値を
出来るだけ低くし資金にゆとりを持たせて
三つき半年先まで思惑の糸をのばす。
小豆の下値限界点は最悪場面があるとしても
九月28日の安値一万五千五百円まである。
生産コスト、他物価との比較、
市場内部要因面から考えてみても、
そのあたりまでのもので、この考え方は、
相場を弱気している人たちでも〝まずは、そのあたりまでか〟
と売り玉の手仕舞いを考える地点である。
商品市場での各社のセールス活動を見ていると
大きな資金を引き出して
お客さんに乾坤一擲の一発勝負を勧めている。
成る程、当たれば大きいし、格好もよいが
乾坤一擲の勝負は年に一度あるかないものだ。
玉の回転や手数料収入を考えれば、
お客さんに取るか、取られるかのスリルを
味わってもらう一発勝負即ち、
証拠金筒一杯の仕掛けが
取引員としては効率はよいけれど、
お客さんの側は、相場のテクニックを
楽しんだり苦しんだりする時間的ゆとりがない。
先限に玉を建てられて、半年もじっとされていては
玉の回転を目的とするような取引員にとっては、
始末が悪いわけだが、
いつまでも新規新規の一発主義では
市場に参加する投機家は先細りしていくだろう。
商品業界は、もうそろそろ相場を
単なる投機としてではなく、投下資本の利回りや、
計画的長期投資のテクニックを
営業の基本姿勢にしてもよい時分だ。
利の乗った玉は、
お客さんのほうから利食いを催促するもので、
利食ったあとまるまるこれを全部勝負にぶち込まず、
良識によってある程度温存させ、
あらためて安全的長期思惑の戦線をのばすようにしたいものだ。
目先、目先、回転、回転、新規、新規の時代は終わっている。
アメリカのように相場とじっくり取り組む営業姿勢が望ましい。
●編集部注
相場とは関係ないが、今も昔もこの時期は
ペナントレースと日本シリーズの端境期である。
平成二八年は、引退する選手が放った
「俺のために優勝しろ」という言葉が話題になったが、
昭和四九年十月十四日に引退した選手が放った
「我が巨人軍は永久に不滅です」という言葉は、
今や伝説となっている。
【昭和四九年十月十二日小豆三月限大阪一万六四四〇円・八〇円安/東京一万六六六〇円・一一〇円安】