3Q再スタート ショクブン 11月22日 (2016.11.21)
抜け出すのにあと2年
市場拡大とインフレ期待手掛かり
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ショクブン(9969)は巻き返し。前期3Qから黒字定着。1、2Q伸び悩んだ。10月31日の下方修正によるもので、消費支出後退、要員不足、仕入れ価格高騰など主因。
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「鍋焼の火のちる濠や本願寺」 菊太 (2016.11.21)
昭和の風林史(昭和四九年十一月二十日掲載分)
おののく手亡 落ち着きを待つ
手亡の失神相場で市場は暗澹としている。
去年の小豆チンタラ九千円崩しにも匹敵する惨状だ。
「鍋焼の火のちる濠や本願寺 菊太」
手亡相場は暗澹たるものである。
昔から、なにが難しいと言って、
手亡の相場ほど怖いものはないと言われる。
穀物取引所に大手亡豆が上場されて以来、
数多の仕手が、この手亡相場に挑戦したが、
その結末は勝利を得ることなく、
読んで字の通り大手を亡ぼす豆に終わっている。
アメリカ産ミシガンピービーンズの圧迫に加えて
カナダ産ピービーンズの輸入を心配して
手亡相場はおののいてしまった。
思えば東京七月26日(金)一万九千五百六十円。
大阪27日一万九千五百二十円を12月限(先限時代)が付け、
未曾有の高値の大天井を打って以来、
この12月限が一万一千八百二十円まで
実に七千七百円幅の惨落である。
その下げ幅は、天井値段の四割に当たる。
高下とも五分一割に従いて、二割、三割向かう理と知れ―とか、
百年の九十九年の高安は
三割高下に向かうが金の湧き出づる泉―
などという相場金言も、どこかにふっ飛んでいる。
しかし手亡相場の七千円足という波動転換の習性から見ると、
ここからの売り込みも考え物だし、
七、八、九、十、十一月と日柄の面も
日足90本、実線百十六日を数える。
げに、天井三日底百日を思わせるものがある。
なるほど手亡は下げたあと買いついた。
また今現在ピービーンズの圧迫もひどい。
人気面も需給面も、お話にならない。
当然戻り売りが言われ、買うべき材料はない。
しかも恐るべきは、この手亡の崩壊が
同じ市場の小豆にも影響してくるかもしれない
という無気味な不安である。
ベルレエヌの詩ではないが
〝げにわれはうらぶれて、ここかしこ、さだめなく―〟である。
この時、穀物相場の投機家は
去年の秋のチンタラ小豆九千円崩しを思うのである。
あれも凄かった。
そしてその帳尻が、東京では
日農、三好、関西では辰巳、多田、淀屋等の経営破綻になって現れた。
現実は、まさしく厳しい。
しかし、投機市場に参加する戦士は希望を捨ててはならない。
いつかは栄光の日も来る。
わが魂を聖地に埋めても起きあがらねばならない。
●編集部注
数カ月前の乱高下が嘘のような小康相場である。
この時期、日本国内ではいろいろと揺れた。
たとえばプロ野球では、巨人の川上哲治が勇退。
新監督には引退したばかりの長嶋茂雄が就任する。
【昭和四九年十一月十九日小豆四月限大阪一万六九一〇円・一七〇円高/東京一万六八七〇円・二一〇円高】
1ドル120円の公算 日経平均1万8000円の攻防 (2016.11.21)
前週末伸び悩み。高値もみ合い。日経平均1万8000円、1ドル110円台の攻防になった。FRB議長が12月米利上げを示唆したほか、異例の安倍・トランプ会談予想以上。
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「武蔵野の青空青なる落葉かな」 秋桜子 (2016.11.18)
昭和の風林史(昭和四九年十一月十九日掲載分)
惨澹たる手亡 小豆相場を殺す
海外白系雑豆が手亡相場を殺す。
そしてそれが人気的に小豆相場に影響する。
陰の陰の現象。
「武蔵野の青空青なる落葉かな 秋桜子」
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滅多にない好転振り 1980年代レーガン政権に匹敵 (2016.11.18)
利食いこなし小確り。TOPIX小幅に6連騰。安寄り後切り返した。NYダウ54ドル安を受けたもので、前場中頃日銀が金利急上昇を牽制して初の指値オペ。国債を無制限に買い入れる公開市場操作を金融機関に通知し好感された。
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