証券ビュー

アンコール伊勢町

行き詰まりヘッジ一色 唯一需給均衡を取り戻した日本 (2025.11.11)

 週明け反発。日経平均小陽線の引け。戻した。時間外100円高の先物5万0410円を巡り転換点の真っただ中。倍返し5万2000円を突破し利食い千人力。五里霧中だ。9日、米連邦議会上院の与野党議員がつなぎ予算に合意。米政府閉鎖解除を安堵したもの。プライムの出来高24億1600万株、売買代金6兆0800億円。値下がり348(値上がり1227)。引け後、先物が伸び悩み。裏の裏で表にもならない。ブルームバーグによると、政府閉鎖の影響で2ヵ月雇用統計が発表されず、今週重要なインフレ指標も渦中に置かれた。政府データなしに12月のFOMCで追加利下げを云々できない。前週アジアのハイテクも売られ、AIや半導体関連の世界的な上昇相場がピークを迎えた。根本的に割高で是正されていない。要するに、11月8日天が忘れ物を取りに来た。40日続いた米政府閉鎖と解除、その後予想される混乱に相当する。旧ソ連崩壊(1991年)と似たような場面。共産党独裁によるデータ捏造が体制崩壊をもたらした。以来30年余り、米中冷戦に伴うグローバリズムが行き詰まり再びデータ不明に追い込まれた。世界中借金の山。法定通貨が限界を迎え、株やゴールド、ビットコインなどヘッジ一色。共倒れの危機に見舞われた。唯一、例外が日本。これまで35年デフレで織り込み済み。戦後バブル崩壊を心底体験し需給均衡を取り戻した。10~12月調整、来年1~3月反転に変わりない。4日、NY市長はじめ民主党3連敗が伏線。米国の政府機能不如意によるもので、海外や業者任せの相互関税が逐一米消費者を追い込み、利上げとなればお手上げ。ウクライナや中東の消耗戦もデフレ要因。停戦を持ち掛けるトランプ氏が失敗続きでさまにならない。7月にGENIUS法成立でステーブルコインを立ち上げ、ねずみ講と述べたところ異常事態定着。倍返しに漕ぎつけた。
 日経平均先物によると、10日大証ミニ5万0980円(-0.14%)に対しラージ同、シカゴ1020円。現物より108円高い。ダウ先物4万7282ドル(+0.42%)。同294ドル高い。VIX恐怖指数18.60(-2.52%)、WTI原油先物59.96(+0.35%)。金先物4101(+2.28%)、ビットコイン円16,367,292(+1.45%)。
 10日の日経平均635円高。大引け5万0911円。TOPIX3317(+18)。10年債1.695%(+0.020)。米10年債4.128%(+0.039)。上海総合4018(+0.53%)、香港ハンセン26,649(+1.55%)、インドNifty25,574(+0.32%)、ロシアRTS 999(+0.37%)。グロース712.72(+1.70%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。米国は日本の幕末と似ており鎖国に近い。来年の中間選挙で再び南北戦争が始まる。(了凡)