証券ビュー

アンコール伊勢町

天岩戸を開く相場に 次が倍返し5万2000円視野  (2025.08.22)

 続落。日経平均小陰線の引け。後場一段安だ。20日ダウ16ドル高、ナスダック21,172(-142)、S&P500種6395(-15)。時間外100円安の先物4万2820円を受け手詰まり。プライムの出来高17億4100万株、売買代金4兆円。値下がり879(値上がり673)。引け後、先物も精彩を欠いた。21~23日ジャクソンホール織り込み済み。9月のFOMC(16~17日)で裏目が出そうな顚末然り。反対売買が関の山だ。ブルームバーグによると、トランプ氏は利下げに応じないFRB議長を執拗に攻撃。来年5月後任に従順な人物を起用。中央銀行の独立を制限する旨明らかにしている。市場も選挙で選ばれた為政者が金融政策に圧力をかける危険を放置できず注目の場面。7月初め、BIS(国際決済銀行)年次総会でセントラルバンカーがFRB議長の周りに結集し「FRBの独立性を公然と支持した」ばかり。事実、初期のFRBと金融政策の確立(1914~40年代)を巡り旧欧州王家グループ(13)の金庫番ロスチャイルド、リーマン、ゴールドマン、チェースなど米国の金融をかんじがらめ。このため、今年1月トランプ氏2期目で連邦準備制度の攻撃本格化。朝令暮改の関税政策や財政見通しの悪化懸念もあって米国売りに拍車がかかった。ドルは先進国通貨バスケットに対し上期10%余り下落。1973年以来最悪になった。一方、21日の日本市場で長期金利が2008年以来の高水準。日銀の追加利上げ観測と根強い財政懸念が背景。日銀総裁は依然慎重で打ってつけの人物。よく勉強している。それより、元ハ-バード大教授で元IMFチーフエコノミストが、2018年ビットコインは10年後10万ドルでなく100ドルになると述べた。実際に10万ドルを越え10倍に上昇。余りに楽観過ぎたという。しかし、米国の規制当局が何億ドルもの暗号資産を何の責任も負わず保有していると憤慨。FOMCと暗号資産の格闘が続いている。直近、S&P500種のPER22倍超。そもそも割高で頭を冷やすところだ。
 日経平均先物によると、21日大証ミニ4万2580円(-0.08%)に対しラージ2590円、シカゴ2625円。現物より14円高い。ダウ先物4万4862ドル(-0.30%)。同76ドル安い。VIX恐怖指数16.11(+2.68%)、WTI原油先物63.02(+0.49%)。金先物3375(-0.38%)、ビットコイン円16,791,699(-0.45%)。
 21日の日経平均278円安。大引け4万2610円。TOPIX3082(-15)。10年債1.605%(±0)。米10年債4.303%(+0.013)。上海総合3771(+0.13%)、香港ハンセン25,104(-0.24%)、インドNifty25,183(+0.13%)、ロシアRTS 1149(-0.58%)。グロース784.99(-0.30%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。急ぐ必要ない。8月に日経平均最高値を更新。次が倍返し5万2000円視野。天岩戸を開く相場になる。(了凡)