TACOの持続性焦点 米国は南北戦争で関税が元手の国 (2025.07.14)
前週末小幅続落。日経平均小陰線の引け。依然もち合い圏だ。11日ダウ279ドル安(10日192ドル高)に明らかで、時間外10円安の先物3万9500円が直近の地相場。日米喧嘩四つで後に引かない。プライムの出来高18億6400万株、売買代金4兆5600億円。値下がり420(値上がり1152)。引け後、先物も小幅続落。試行錯誤が続いている。4月に続き7月も上乗せ関税を見送ったトランプ氏。8月実施に決意を固めた模様で、事前にシステム再設定(実質2週間)を巡り税関や国境警備局など新プログラムに切り替え。TACO(朝令暮改)を一蹴した。最終合意を目指すもので、11日国内で1ドル147円台の円安に振れる一方、前週世界の外貨準備が1~3月円からスイスフランに前例のない大移動(IMF調べ)も伝えられ緊張した。NBCによると、8月からカナダに35%関税を適用。大多数の貿易相手国・地域に15~20%一律課す方針。4月以降最悪の事態に備えたポジションが出来上がり、月内解消の動きも流れている。カナダ(対米輸出8割・輸入7割)の引き上げが大きなリスクになった。11日入手した情報によると、2023年日本の貿易依存度35%。世界205カ国中166位。平均43%。輸出依存度14%(輸入50%)に過ぎない。エネルギーや食料など一次産品が大半。米国との貿易も全体の2割程度。25年で30%以上減った。昨年の貿易収支5兆円の赤字。資本収支30兆円黒字。米国に対し9兆円黒字。国際収支25兆円黒字で吸収できる。日本の製造業は国内中心。輸出で稼いでいるのが大企業。対米輸出が減ると困るものの、グループや取引・関係先挙げて改良・改善を重ね克服。内需を軸足に中長期米国に追いつき追い越す見通し。このため、7~9月トランプ氏限界。事実上、ゲームチェンジが始まる。そもそも、米国は南北戦争(1861~65年)をモノにしたルーズベルト由来の国。25代マッキンリー(1843~1901)と31代フーバー(1874~1964)を通じ関税が元手の国になった。今回3度目。何も変わらない。ジョセフ・ナイのいった通りだ。
日経平均先物によると、直近大証ミニ3万9465円(-0.11%)に対しラージ9500円、シカゴ9505円。現物より64円安い。ダウ先物4万4599ドル(-0.69%)。同227ドル高い。VIX恐怖指数16.40(+3.93%)、WTI原油先物68.45(+2.82%)。金先物3364(+1.15%)、ビットコイン円17,301,876(+0.14%)。
11日の日経平均76円安。大引け3万9569円。TOPIX2823(+10)。10年債1.500%(+0.010)。米10年債4.415%(+0.064)。上海総合3510(+0.01%)、香港ハンセン24,139(+0.46%)、インドNifty25,149(-0.81%)、ロシアRTS 1068(-3.29%)。グロース748.48(-0.38%)。値上がり率ランンキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。TACOトレードの持続性が焦点という。(了凡)