プロジェクト2025 トランプ氏のおかげで天岩戸開く (2025.07.02)
6日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。年央に踏みと投げを見た。6月30日ダウ275ドル高(一時580ドル高)、時間外260円安の先物4万0250円を巡る攻防。プラザ合意40年と戦後80年の踊り場に相当する。プライムの出来高18億5100万株、売買代金4兆6000億円。値下がり1094(値上がり482)。引け後、先物一段安。唯一S&P500種がピークを更新し前途を示唆した。4月に19%急落し出直ったもので、トランプ氏の中国145%・主要国50%の関税を嫌気した一方、7月の上乗せ期限を前に個別交渉で譲歩も見られ新値をつけた。米国の現地情報によると、消費者の景況感回復基調。6月ミシガン大消費者信頼感指数が前月から16%上昇。昨年12月の水準を18%下回るものの、当初最悪の状態から抜け出した。崩壊に至らず弱い。労働市場も軟調。2025年第1、第2四半期のGDP年率0.8%成長。24年の2.5%から後退した。関税の影響が本格化するのは7月以降。カナダを含め交渉継続中だが、半導体や医薬品も調査中でどう転ぶかわからない。トランプ氏の関税政策が後退しても、米国の関税18.8%。24年の2.4%から大幅に上昇し1930年代以降最高。この結果、個人消費に基づくインフレが早い時期3.2%(現在2.3%)に上昇する見通し。これに対し、トランプ氏は日本の自動車輸出やコメ不足にこだわり、アメ車や米国米が売れないのは日本のせいと持論を展開。フォーブスジャパンも、米国大統領として異質。SNS上で重大発表する傾向や一貫性のなさに慣れつつある現状にため息。支離滅裂で危機管理できないという。至極もっともで、6月8日述べた「プロジェクト2025」(ヘリテージ財団)922ページに詳しい。良きも悪しきもアメリカンドリームを実現し、関税でマッキンリー(25代)とフーバー(31代)の罠にはまった。2008年の金融危機以来、日本が一貫して米国債を引き受け、文句一ついわず見返りも求めずドル買いを支えた経緯を伝えた。■■■■(****)は黄金株つきで延べ4兆円の財務負担に割高といわれるが、1年半橋本会長と今井社長、森副社長中心に★★★★★★買収をまとめた。プラザ合意40年と戦後80年の契り。やってのける。
日経平均先物によると、1日大証ミニ3万9640円(-0.63%)に対しラージ同、シカゴ9630円。現物より356円安い。ダウ先物4万4324ドル(-0.15%)。同229ドル高い。VIX恐怖指数17.32(+3.53%)、WTI原油先物65.76(+1.00%)。金先物3362(+1.66%)、ビットコイン円15,258,679(-1.23%)。
7月1日の日経平均501円安。大引け3万9986円。TOPIX2832(-20)。10年債1.385%(-0.045)。米10年債4.205%(-0.026)。上海総合3457(+0.39%)、香港ハンセン24,072(-0.87%)、インドNifty25,541(+0.10%)、ロシアRTS1145(+0.24%)。グロース733.65(-1.95%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。7月鬼門を受け入れ、二の矢・三の矢を放つ場面。むしろ、トランプ氏のおかげで天岩戸が開くとみられる。(了凡)